Viibarが新たに提供開始したカスタマーサクセス担当者向けの動画ツール「VideoTouch」
Viibarが新たに提供開始したカスタマーサクセス担当者向けの動画ツール「VideoTouch」 Viibarのプレスリリースより

2013年の設立以来、動画を起点としたさまざまなサービスを展開してきたスタートアップのViibar。近年では事業の方向を転換し、2019年には動画メディアの「bouncy」を朝日新聞社へ事業譲渡、2020年には事業ポートフォリオを整理するとして、設立当初から展開していた広告動画制作と広告運用の事業から撤退した。

以降、Viibarはディー・エヌ・エーが運営するライブコミュニケーションアプリ「Pococha」の配信者を対象としたライバーマネジメントプロダクション事業の「ビーバー」、動画制作のクラウド管理ツール「Vync」、そして動画技術を用いてメディアやプラットフォーマーの業務改善を支援する事業を展開してきた。そして4月13日には新たなSaaSプロダクトとして、企業のカスタマーサクセス担当者向け動画制作・共有ツール「VideoTouch」をリリースした。代表取締役の上坂優太氏は取材でVideoTouchを新たな主軸事業のひとつと位置付けていると述べた。

VideoTouchはサブスクリプション型サービスを提供する企業のカスタマーサクセス担当者が、顧客へのサービス利用方法の指南や社内スタッフへの教育のためのレクチャー動画やマニュアル動画を簡単に作成・共有することができるツールだ。

VideoTouchでは動画の収録、編集から管理までを一気通貫で行える。収録した動画の音声データをAIが認識して自動で字幕を作成する機能を実装するほか、視聴者数や視聴時間といったデータ分析機能も備える。

顧客の成功体験づくりを支援するカスタマーサクセスに特化しており、担当者がフォーマットに沿って収録すれば動画を簡単に作れるのが最大の特徴だ。担当者は作成した動画を顧客と共有することで、レクチャーを繰り返したり、電話やメールで都度説明するといった手間から逃れられる。