好きな音楽・映画・ファッションを分かち合う主人公たちの姿を通して、バブル崩壊後の90年代からコロナ禍の現在までのカルチャーの変遷が描かれていて、とても懐かしい気持ちになる作品です。僕にとっては、frankyとしてクリエイティブディレクターの熊谷隆志氏とともに展開している、ストリートブランド「WIND AND SEA」のメインターゲット層のインサイトにより深いところで触れられるような感覚もあり、そういった点での新鮮さも同時に感じました。

岩崎由夏氏 / YOUTRUST代表取締役

・『世界で極める!魅惑のバケーションレンタル』(Netflix)

世界各国のものすごく素敵な別荘が流れているだけの映像なのですが、旅ができない悲しさを埋める「心の癒しコンテンツ」になっていました。来年は、YOUTRUSTのメンバーと別荘でワーケーションや合宿などできたらいいなと思っています。

大槻祐依氏 / FinT代表取締役CEO

・『着飾る恋には理由があって』(TBSテレビ)

地上波としては初めてインフルエンサーが主人公に出てくるドラマかと思います。私も興味深く見ていました。実は地上波にさきがけ、Netflixでは昨年『Emily in Paris(邦題:エミリー、パリへ行く)』などSNSやインフルエンサーをメインにしたドラマが出ていました。日本の民放でもそれがはじまったなと思うと、インフルエンサーが一種の社会的な地位として認められつつあるのだなと感じています。

大見周平氏 / Chompy代表取締役

・『脳を鍛えるには運動しかない!』(NHK出版)

社外取締役の原田明典さんに教えてもらった、この本が面白かったです。スタートアップ経営をする中で、自分自身の状態管理に加え法人として「思考」と「実行」の最適なバランスに悩むことが多かったのですが、「実行」を通じて「思考」も洗練化されるという論理が色んな研究結果を元に書かれていて納得感が高かったです。

不安界に苛まれながら限られたランウェイの中でブレイクスルーをしないといけない、そんなハイプレッシャーの中にいるスタートアップの皆さんに意味のある一冊ではと思います。

小川嶺氏 / タイミー代表取締役

・『ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則』(日経BP社)

リモートワークなどが増えてきて組織作りについて考えることが増えました。長く続いている組織力の強い会社とは何かに立ち返り、自社の組織戦略や経営のスタンスを決める上で、過去の成功事例などを踏まえて解説をしているこの本は、非常に意味のあるものでした。

加藤貞顕氏 / note代表取締役CEO

・「GENKYO 横尾忠則」(美術展:大分県立美術館ほか)
・『ドライブ・マイ・カー』(ビターズ・エンド)
​​・『GENERAL MAGIC』(角川アスキー総合研究所)