このように、大きな声を出せば、からだはパワーアップするし、笑顔で話せば幸福感を覚えることができます。力が湧いて、幸福感に包まれると、気持ちは前向きになります。
人生への意欲が湧き、どんなことにも楽しく取り組めるようになるでしょう。難しく考える必要はなく、ただ話し方を少し工夫するだけです。とても手軽な方法だと思いませんか?
ぜひ、グッと口角を上げてみましょう。遠く離れた人にも言葉を届けるように、声を響かせながら話してみてください。
「いやいや、私は大声を出すのは苦手で……」「緊張してどうしても顔がこわばってしまうんです」。もしもそんな人がいるならば、モノマネをしてみましょう。誰かになりきって、話してみるのです。
たとえば、好きなお笑い芸人になりきってみるのはどうでしょう。すると、口調が変わって、会話のテンポがよくなり、笑顔が増えるはずです。
もちろんプロのようにボケやツッコミができなくても大丈夫。言葉の内容は関係ありません。声の大きさ、語尾、口調、表情など、彼の「話し方」を真似ることに意味があるのです。
もしくは、『ドラゴンボール』の孫悟空など、漫画のキャラクターをイメージしながら話してみるのはどうでしょうか?
ちょっと雑な口調になったり、きっぷのいい物言いをしてみたり。ハキハキした口ぶりで話していると、自分も強くなったような気分になれるはずです。
モノマネをする相手は、誰でも構いません。別の人になりきってみることで、話し方を変えるスイッチを入れることができます。
中島輝 著
自分以外の誰かを真似したり、想像したりしながら話すことは、いい話し方を身につけるだけでなく、新しい自分を発見したり、自分を客観視したりすることにもつながる方法です。
視野が広がり、ネガティブに考えていた問題も、案外小さなものだと気づくきっかけになるかもしれない。そうしたら、些細なことでは悩まなくなるでしょう。これは、自己肯定感のアップにつながっていきます。
このように、モノマネは、こんなにも人生に好影響を運んできてくれる、実用的なアクションなのです。
いかがでしたか?このなにげない口ぐせを習慣化するだけで、こころの免疫力が高まり自己肯定感が取り戻されます。そして、言葉の習慣が変わり最高の人生が始まるのです。