観察することで見えてきた「夫の本当の姿」とは?
ある女性は夫がリモートワークになり、常に一緒にいるため、イライラして夜も眠れずに悩んでいた。
カウンセラーからのアドバイスをもとに、夜眠る前に「旦那の観察日記」を書いてみることにした。
「45分おきにトイレに行っていた」
「11時40分に“今日のお昼何にするの?”と聞いてきた」
「数字で表せることを意識すると客観的な情報を集めやすい」ということなので、数字で表せることを中心に書き取っていった。
夫を観察してネタを拾うようにすると、だんだんと相手のイライラする言動が見つからなくなってくる。そして、書いているうちにどうでもよくなってくるのだ。
女性は夫の観察日記を続けているうちに、イライラもおさまってぐっすり眠れるようになっていった。
これまで夫に対し、「うざい」「気持ち悪い」という印象だったのが、「本当はさみしい人なのかも」と、これまで見えなかったことがわかるようになり、二人の関係性が変わっていった。
「あの人が悪い」と考えなくなると、それまで家事に協力的ではなかった夫が、家の中をきれいにしてくれるようになったり、こちらの体調を気遣ったりするようになり、家の中がすごく心地よい空間になっていったのだ。
「観察日記」で「相手の本質」が見えるようになる
意識では、他人に対して「私のことを馬鹿にしている」「家事を押しつけようとしている」「責任逃れをしている」などの判断をしてしまう一方で、無意識では、さまざまな客観的な情報を集めている。
無意識が集めている客観的な情報を「観察日記」で拾ってみると、意識と無意識のバランスが取れるようになり、それまで見えなかったものが見えるようになっていく。
すると、それまで抱えていたストレスから解放されて、心地よい眠りへと誘われていくのだ。
そして、無意識の力がうまく使えるようになると、イライラから解放されるだけでなく、周りの人や環境がどんどん自分の都合のいいように変化していく。
ぜひ周りに嫌な人を見つけたら「観察日記」の方法を試してみよう。
意外とすぐに嫌な気持ちが晴れるかもしれない。
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