おしゃれにこだわりのある上級者カップルなら個性を尊重して

一生に一度の婚約時計の購入は、これまで欲しいと願っていた時計を手にするチャンスでもあります。ある程度の時計コレクションを持つ人なら、これを機に自分らしさを満喫できる憧れのモデルを選ぶのもひとつの選択肢です。
今手首にしていて、上級者の風情が醸し出せるおすすめが、カルティエのこの2本です。

メンズは、迫力ある大きめサイズのケースに、カルティエ自社製の自動巻クロノグラフ ムーヴメントを搭載。ベゼルは傷に強いADLC加工(ダイヤモンド並に硬く、テフロンよりもなめらかなカーボンでコーティングする技術)を施し精悍な印象です。

レディスは、独創的なオーバル型が特長の、端正な美しさに永遠の気品が宿るカルティエ スタイルの真髄のような1本。ケースに施されたダイヤモンドと艶やかなパテントカーフ スキン ストラップの輝きのコラボレーションが見事です。それぞれ全く違うコレクションでありデザインも正反対の時計ですが、そこは両者ともカルティエを代表するモデルであり、カラーのトーンが共通しているので、上質なペア感が感じられるはずです。

【ジュエリースタイリストが教える】後悔しない時計、たったひとつの特徴(左)メンズ時計「サントス ドゥ カルティエ」(51.3×44.9 mm、ステンレススティール、自動巻き)1,478,400円 (右)レディス時計「ベニュワール」(24.6×18.7mm、ホワイトゴールド、クォーツ)2,890,800円/カルティエ(カルティエ カスタマーサービスセンター☎0120-184-700)
伊藤美佐季(いとう・みさき)
ジュエリーディレクター、スタイリスト
ジュエリーの広報機関のPRを経てイタリア・フィレンツェに遊学、帰国後スタイリストに。つける人の個性を活かす洗練されたスタイリングは、女性誌のほか多くの女優からも支持されている。ジュエリーブランドへのアドバイス、ジュエリーに関する講演などでも活躍。