「彼らを競合だとは捉えていません。stakではAPIを公開しており、すでに一部のプロダクトを外部メーカーに開発していただいています。将来的には、我々は手数料のみをいただき、開発メーカーが売れた分だけもうかるApp Storeのような仕組みを用意するつもりです。スマート家電を手がける他メーカーは我々にとって競合ではなく、協業相手だと思っています。

 正直、これからIoT市場がどのような方向に進んでいくのかはわかりません。拡張式を採用したのは、そのためでもあります。市場変化に合わせたモジュールを自社で開発する、あるいは技術力のあるメーカーに開発してもらうことで、常に最新のニーズを捉えることができる。多くの企業と協力して、日本のIoT市場をスケールさせたいですね」(植田氏)