「Oculus Questは日本では4万9800円(64ギガバイト版)だが、米国では399ドル(約4万3000円)。これまでの家庭用ゲーム機は500ドル以下でないと売れなかったが、ここまで価格を下げてきている。Facebookはハードが売れるたびに赤字になるかもしれないが、腹をくくって普及させようという意気込みを感じる。ザッカーバーグ(Facebook CEOのマーク・ザッカーバーグ氏)は『VR端末を10億人に普及させる』と言っているが、ハードが売れ続ければ市場はここから急拡大するゲームプラットフォームとしての1つのマイルストーンは1000万台。これは年内には超えるのではないか。これを超えるとミリオン(100万本)超えのタイトルが出てくる」(國光氏)
今後はストリーマー(動画配信者)との連携も視野
よむネコでは今後、四半期から半年をめどに、ソード・オブ・ガルガンチュアの追加要素やアバターなどを販売していく予定だ。「ユーザーから要望の高い機能を足していく。これまでにも『二刀流の機能を入れてほしい』といったニーズが出ている。ユーザーには長く遊んでほしいと思っている」(新氏)
そのほか、「ストリーマー」と呼ばれるゲーム動画の配信者とも連携して、ゲームの認知を図る施策も検討しているという。
「海外ではストリーマーが投げ銭を得ることは1つのビジネスになっている。たとえばストリーマーとレベニューシェアできるビジネスを考えたり、ストリーマー同士でソード・オブ・ガルガンチュアのハイスコア競争をしてもらったりして、“ゲームの外側”に向けた展開を考えていく。これまで2度ベータ版を公開しているが、すでにハイスコア競争の熱中度合いはすごいものになっている」(新氏)