友好協力50周年の節目に
東京で特別首脳会議を開催
今年2023年、日本とASEAN(東南アジア諸国連合)は「友好協力50周年」を迎えた。
節目の年を機会に、日本は対ASEAN関係を強化するスタンスを打ち出しており、9月には岸田文雄首相がインドネシア・ジャカルタで開催されたASEAN首脳会議に出席。日ASEAN関係を「包括的・戦略的パートナーシップ」に格上げし、経済、安全保障、環境対策などのあらゆる分野で共通の利益を得るための取り組みを一層積極化していく方針で合意した。
そして、この12月16日から18日には、50周年の締めくくりとして、東京にASEAN各国首脳が集まり、「日ASEAN特別首脳会議」が開催される。
今回の特別首脳会議では、ASEANのクリーンエネルギーへの転換や脱炭素化に向けて日本が投資や支援を行う「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)構想」のさらなる具体化など、関係強化に向けた活発な議論が行われる見込みであり、どのような成果が出てくるのか注目される。