人間は座っている「だけ」で疲れる。
肩コリ、腰痛、首コリ、猫背、むくみの原因は「座り仕事」だった!
「ただ座っているだけなのに、なぜ疲れてしまうのか」。
その答えはシンプルで明快。
「筋肉は動かさないと硬くなる。硬くなると、血流が悪くなり、コリが生まれる」。
硬くなった筋肉を徹底的にほぐし、コリをとる。それにはストレッチしかない。
『座り仕事の疲れがぜんぶとれるコリほぐしストレッチ』の著者、ストレッチトレーナーのなぁさんに「座り仕事」のしつこい疲れのとり方を聞いた。連載のバックナンバーはこちらから。(初出:2020年6月6日)
![首・肩・背中が一気に軽くなる「魔法のストレッチ」【書籍オンライン編集部セレクション】](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/c/a/600/img_7056ac5a70b0b016018b236ba5f252f960817.jpg)
首、肩、背中の疲れを一気にとる!
「肩がこっているんですよ」と私に症状を訴えてくる方はみな、肩をもむ動作をします。まさにその位置にあるのが僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉です。
首から肩、そして背中へと大きくつながっている筋肉です。この筋肉を伸ばすストレッチをご紹介します。次のイラストを見てください。
![首・肩・背中が一気に軽くなる「魔法のストレッチ」【書籍オンライン編集部セレクション】](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/1/9/600/img_1978e4caee3f1815eddd24cbca4e5b3959463.jpg)
僧帽筋の主な役割は、「腕を支える」こと。何かを引っ張ったり、持ち上げたりするときに活躍します。次のイラストを見てください。
しかし、座り仕事をしながら何かを引っ張ったり、持ち上げたりする機会はなかなか少ないもの。そのため活躍のチャンスに恵まれないまま、知らず知らずのうちに硬くなってしまうのです。
首・肩・背中が「何となく疲れている」方は、まず僧帽筋をほぐしていきましょう。
肩コリだけでなく、「首の重ダルさ」や「背中の張り」にも効きます。ストレッチ自体はいたって簡単ですから、今すぐ実践してください。
ステップ① 両指を組み、後頭部にセット。手の高さはおでこあたり
![首・肩・背中が一気に軽くなる「魔法のストレッチ」【書籍オンライン編集部セレクション】](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/1/2/250/img_1259f270b01cbe8a04c0e820c9908acd12141.jpg)
ステップ② ヒジを内側に絞り、首を真下に向ける
![首・肩・背中が一気に軽くなる「魔法のストレッチ」【書籍オンライン編集部セレクション】](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/d/b/250/img_db8165ef4b9ecc2b7a8b712aecacdf7f7484.jpg)
ステップ③ 頭を真下に落とす。すると、首の後ろ、背中が伸びる
![首・肩・背中が一気に軽くなる「魔法のストレッチ」【書籍オンライン編集部セレクション】](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/6/4/400/img_641e39fb7699a48e37efb9d241ec273925165.jpg)
このストレッチのポイントは、ステップ③のときに「頭を内側に引っ張らず、真下に落とす」ことです。
「肩コリがつらい」「首が重い」「背中が張っている」と思ったときはしっかり伸ばしてあげましょう。さまざまな体の不調を回避できます。