反省点・アドバイス「単調とシンプルは違う」

「例えば毎朝7時に起きて、同じTシャツとズボンを身に着け、同じ朝食を食べて、一定のルーティンで過ごすと決めたとします。それまでの毎日は、なんらかの選択や決断を数回しなければならず、精神的に消耗してしまい、真に重要度の高い選択や決断が疎かになってしまいがちでした」とも言います。

断捨離がもたらすメンタルヘルスの効果

「自分の人生にとって、本当の問題となる物事にこそ多様性や自発性を求めるべきなのです。毎日の同じルーティンの中で、同じような選択のために思考を繰り返したところで、そのような作業から得られるリターンはごく僅かなものでしかないでしょう」とのこと。

 さらに、「決断事項をあらかじめまとめて片付けておけば、人生における本当に重要な決定を行うための余裕を温存でき、また、そのときに明確な頭で考えることができるのです」とダベラさん。

まとめ:自身の生活にあったスタイルがおすすめ

 当然のことながら服装などの、「見た目こそが重要だ」という美意識の高い人々もいます。服装にこだわることで自らの人生が彩り、ポジティブになれる人だっているでしょう。

 そのような人でも、ダベラさんのような“ミニマリスト”の哲学の良い部分だけを取り入れたり、参考にしてみるのもアリでしょう。いつでも自分に合った、無理なく続けられることが大切なのですから。

Text by Hikaru Sato and PHILIP ELLIS
Source / Men's Health US
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。

同じデザインのTシャツを3年着続けたら?未知の領域で男が悟った「服を着ることの本質」