もっと言うなら「何が足りていないのか」だけではなく、「どれくらい足りていないのか」も大切です。どんな英語試験を受けるにしても「100点満点」が欲しい人はほとんどいないでしょう。必要なのは「満点」ではなく「あなたが必要とする点数」です。
大学受験や英検であれば、合格ラインの点数。TOEICやTOEFLであれば、あなたの目標のために必要なスコアです。
その目標点数に到達するための努力をすればいいわけで、「100点を取る努力」をする必要はありません。「目標のために足りない点数を取る努力」をすればいいわけです。その方が努力量を減らすことができます。
「何が」と、「どれくらい」。ログを確認して、この2つを知る必要があるのです。
そこで考えなければならないのは、「時間」と「点数」です。両者共に、どれくらい現実と理想の間に「差」があるのかを考える必要があります。
暴論だと怒られるかもしれませんが、結局、試験勉強などというものは「不合格と合格のギャップを埋めていく作業」です。
そしてそのギャップが0になれば合格、0にできなければ不合格なのです。ですから、その差を埋める勉強を構築すれば、誰だってうまくいくのです。だから、ギャップをきちんと理解できれば合格がグッと近づくわけです。
かかった時間を「見える化」する
2つ目は、「時間」を意識することです。試験時間は、「理想状態」と「現実の状態」とでは大きなギャップがあります。
特に英語の試験は、「問題は難しくないんだけど、試験時間内に終わらせるのが極度に難しい」という場合もよくあります。英語試験において、試験時間が点数以上に重要なポイントになる場合があるわけです。
ですから、時間内に終わらせるために、問題を解く理想の時間と現状のギャップを意識する必要があるのです。陸上選手にでもなった気分で、1分1秒を争っていく必要があるわけですね。