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単語、文法、英会話……英語の問題は多様で、覚えることはたくさんあります。あなたが効率的に試験を突破したいのなら、やるべきことは一つ、とにかく過去問を解くことです。参考書を買うことでも、英単語を覚えることでも、計画を練ることでもないのです。
※本稿は、東大カルペ・ディエム『東大生が書いた英語試験の攻略本』(大和書房)の一部を抜粋・編集したものです。
英語試験を突破したいなら、まず「過去問」を解け!
最初に、みなさんにお伝えしたいことがあります。それは、どんな人であっても、何があっても、英語の試験を突破したいのであれば、まず自分が受ける試験の過去問を解いてもらいたいということです。
みなさんが効率的に英語試験を突破したいのなら、まずやるべきことは、参考書を買うことでも、英単語を覚えることでも、計画を練ることでもありません。
とにかく、過去問を解くことです。
これ以外にありません。
「え! 最初から過去問を解くことなんてできないよ!」と思う人もいるかもしれません。実際、いきなり過去問を解いて、初回からとてもいい点が取れる人はほとんどいないでしょう。
でも、それでもいいのです。とにかく、どんな勉強を始めるよりも先に、過去問を解く必要があるのです。そして、それこそが英語の試験を最速で攻略する最も重要なことなのです。
泳ぎ方を知らずに海に入ってはいけない
多くの人は「何かを習得したい」と思ったとき、まずはそのための方法を身につけていくと思います。
水泳を例に挙げましょう。泳げるようになりたいと思ったら、まずは泳ぎ方を調べますよね。
「こういう泳ぎ方があるのか!」
「こんな風に手と足を動かせば泳げるようになるんだな」
と、方法を理解することから始めるでしょう。しかし、みなさんはそれで本当に泳げるようになるでしょうか?
おそらくですが、ロジックとして「どう泳げばいいか」を理解しても、本当に泳げるようにはなりませんよね。
陸の上で泳ぎの練習をしているうちは、泳げるようにはならないのです。
泳げるようになりたいなら、まず水の中に飛び込んで、溺れそうになりながらも、犬かきでいいから前に進んでいく方が、泳ぎをマスターするスピードは速くなります。
こうして一度水に入っておけば、泳ぎ方や身体の動かし方の説明を受けても「あ、あのときはこうすればよかったのか」とより話がわかりやすくなると思います。
「最終的にどういう状態になりたいか」というゴールがわかっているから、普段の練習の質も高くなるのです。
人前で話せるようになるためには、コミュニケーションの本を読むよりも、人前で話をする経験を積み重ねたほうが上達のスピードは上がりますし、スポーツだって練習だけするのではなく、実際に試合をしてみることから得られることも多いはずです。
これと同じことが、英語の試験でもいえます。英語の試験で点を取りたいなら、まずは英語の試験問題を解いてみるのが一番なのです。もちろん解けない問題のほうが多いと思います。泳ぎ方を知らない状態で水に入るようなものなので、溺れそうになるかもしれません。
それでいいのです。
その経験こそが、今後のみなさんの大きな資産になっていくのです。
「やってる感」を得るための無駄な勉強はするな
逆に、目標とする試験の過去問を解かずに英語の勉強を始めたとします。
そうすると、「どんな問題が出題されるのか」を知らない状態で勉強を進めることになりますよね。
それは、ただ「やってる感」を得るためだけの、的外れな勉強になりがちです。
例えば、英単語の勉強を考えてみましょう。おそらく多くの人は語彙力を高めようと思ったら、「ひたすら英単語を暗記する」というシンプルな方法を選択すると思います。
ですが、これだけでも、試験の内容、つまり過去問でどんな問題が出ているかによって、勉強の仕方が大きく変わってくるのです。
無駄を排除するために過去問の分析が必要
みなさんは、英単語の勉強をする際、スペルを一緒に覚えますか? 一緒に覚えるのが当たり前だと思っている人もいるかもしれませんが、試験によってはスペルを覚える必要がないことだってあります。
つまり一生懸命スペルを覚えたところで、あまり意味がないということだってありうるわけです。
類義語や対義語は覚えますか? 覚えないという人もいるかもしれませんが、試験によっては「この単語と同じ意味の言葉を答えなさい」という問題が出題される場合もあります。







