「ママに会いたい」という気持ちは、何歳になろうと、どれほど時間が経とうと、あるいはどれほど離れ離れになろうと、持っていていいのです。

自分に自分で「母の愛」を注ぐ方法

 日記をつけるのは、自分自身に母親の愛を注ぐ際にお勧めの手段です。

 誰か話し相手が必要なとき、母親に話したいと思うのは本能と言ってもいいでしょう。もし、あなたの母親が毒親だったり、あるいは虐待からあなたを守ってくれなかったりしたのだとしたら、彼女に頼ることはできません。そんなときは、代わりに日記に話しかけましょう。

 日記の中では、健全な母親に話したときと同じように、あなたの心の中の声は無条件に受け入れられます。

 日記に書くというのは、今まさにじくじくと痛む傷を相談し、全面的にいたわる行為です。

 痛みを抱えていること自体に引け目を感じ、恥を呼び起こす行為ではありません。思いを書き出すことで、あなた自身が自分の弱さに親身になり、壊れた心のピースをつなぎ合わせる機会を得られるでしょう。

自分の中の母性とつながる

 あなたの中の母性とつながる方法を他にもいくつか紹介します。

○素晴らしい母性的な助力を周囲からたくさん受ける。
○ダンス、ヨガ、瞑想、運動などを通して体を動かし、体と繋がる。
○トークセラピーを試す。
○自分の子供や友人、恋人に、過不足なく母性的な愛情を注ぐ。