米大統領選に向けたコロラド州予備選へのドナルド・トランプ前大統領の出馬資格を剝奪するとの判決を、同州最高裁が4対3の賛成多数で下した。この判断は誤りであり、トランプ氏の力を強めるだけだということは、同氏のファンでなくても理解できるはずだ。コロラド州最高裁の判断は、1866年に連邦議会が提案し、1868年に各州で批准された憲法修正14条3項に基づくものだ。同項にはこう書かれている。「連邦議会議員、合衆国の公務員、州議会議員、または州の執行部もしくは司法部の官職にある者として、合衆国憲法を支持すると宣誓しておきながら、その後合衆国に対する暴動または反乱に加わり、または合衆国の敵に援助もしくは便宜を与えた者は、連邦議会の上院ないし下院の議員、大統領および副大統領の選挙人、文官、武官を問わず合衆国または各州の官職に就くことはできない」
【寄稿】トランプ氏排除のコロラド州判決は誤り
大統領選出馬の資格剝奪は法的根拠がなく、トランプ氏の選挙運動を後押しするだけだ
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