「カエル混入は自作自演じゃないの?」という人が知らない現実
「工場や厨房でみんなチェックするのに、生きたカエルが入っているなんてあり得ない」、「ちょっと前にサラダにカエルが入っていたニュースを見て、それを真似したんじゃないのか」――。
丸亀製麺の新製品「シェイクうどん」に“生きたカエル”が混入していた動画をアップした人は当初、SNS上で「自作自演」を疑われていた。
中には疑うどころでは気が済まず、「そんな動画をアップして恥ずかしくないのか」「企業から賠償請求されることを覚悟した方がいい」など誹謗中傷をする人までいた。
要するに、承認欲求の強い人が「いいね」がほしくて、被害者を装って不適切動画を投稿した、と受け取った人が一定数いらっしゃったのだ。
ほどなくして、丸亀製麺側が混入の事実を認めて、公式サイトに謝罪文をアップ。晴れて、この人物の潔白も証明された…と思いきや、ネットやSNSでは「客を疑うことを避けて、仕方なく丸亀製麺側が折れたかもしれないのに、謝罪が出ただけで素直に信じるなんて日本人はおめでたすぎる」なんて感じで、今でも「自作自演説」がくすぶっている。
なぜこうなってしまうのか。パッ思い浮かぶのが、「国民性」だ。