米株式市場は「サンタクロース・ラリー」がやってくる前から早くもお祭りムードに包まれている。そうした中、今年はあまり良いプレゼントをもらえないのではないかと心配している投資家もいる。だが、そんな心配は無用かもしれない。有名な「ストック・トレーダーズ・アルマナック(米国株の法則性をまとめた年鑑)」によると、1972年以降、1年の最後の5営業日と翌年の最初の2営業日にまたがる期間が株式にとって特に有利な期間となっている。SP500種指数は過去7年間、このサンタクロース・ラリー期間に上昇している。2023年は12月22日からその期間に入る。だが今回はクリスマスに向けて株価がすでに堅調だ。アナリストらは、非優良企業・ミーム株(はやり株)・暗号資産(仮想通貨)関連ベンチャー・特別買収目的会社(SPAC)などの株価が急上昇するのは「ダッシュ・フォー・トラッシュ(ごみに殺到)」の兆候だと指摘している。
サンタからのプレゼント、投資家は見くびるなかれ
非優良株が堅調だが、投機的な熱狂というより株高の裾野が広がっているように見える
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