【神様】が味方する「運がいい人」と失敗を重ねる「運の悪い人」のシンプルでも決定的な違いPhoto:PIXTA

「運のよさ」は鍛えることができます。運がいいとしか言いようがない成功を収めている人、ものすごく能力が高いわけではないのになぜか上手くいっている人……両者の違いはどこにあるのか。今年は運に恵まれなかった人は、来年こそ運を味方につけましょう。運をつかんで人生を上手に生きる人たちが必ず持っている「運をコントロールする考え方」をご紹介します。(宍野史和)

※本記事は『運をつかむ心のほぐし方』(プレジデント社・宍野史和著)より、一部を加筆改編したものです。

運の良さ、運の悪さにはそれぞれ理由がある

 世の中で大きな成功をつかんでいる人たちは、成功がさらなる成功を呼ぶという「運のゾーン」に突入しているフシがあります。一方、いつになっても鳴かず飛ばずの人は、失敗がさらなる失敗を呼ぶという負のスパイラルに陥っているかもしれません。しかし、これには理由があるのです。

 私はくじ運の悪さを幼い頃から自負していますが、こういった類の運に関してはもはやあれこれ考えても仕方がありません。それは、自らの努力ではどうにもならないものであるからです。

 あなたの周りにいる人生がうまく回っている人たちを思い出してみてください。何をやっても失敗しない、何をやっても上手くいく。そういう人たちは、まごうことなく運のいい人なのですが、「勘のいい人」と言い換えることもできるはずです。

 勘というのは生きる上で非常に大切な能力です。その人に備わった本能で一番初めに感じたことこそが重要であるのに、なぜか運の悪い人はその勘をないがしろにしてしまうのです。

自分の直感と勘をあなどってはいけない

「あなたが今100万円を投資してくれると、30%の利益が必ず生まれます。利益の25%はお返しするので、一緒に25万円を儲けませんか」

「そんなうまい話があるの?」と疑いながらも、こんな儲け話に乗ってしまう人がいたとしましょう。でもその人がこんな話を持ち掛けられたとしたら、どうなるでしょうか。

「あなたが今100万円を投資してくれると、30%の利益が必ず生まれます。利益の30万円は恵まれない人たちの施設に寄付をして、元金はお返しします。なので、100万円を用意してください」