太った!と思ったら明日からすぐできる、3日間完結の「新・食べるダイエット」写真はイメージです Photo:PIXTA

年明け、少しずつ普段の生活リズムに戻ってきた方も多いのではないのでしょうか?なかには年末年始に増えてしまった体重を戻したい、暴飲暴食の癖がついてしまったので解消したいという方もいるでしょう。そこで今回は、3日間で体重をリセットする方法をお伝えします。普段の生活で「最近食べすぎて体が重い……」というときにも使えるお役立ちの方法です。(管理栄養士 岡田明子)

食べないダイエットは筋肉が減って
太りやすい体に

 昨今、短期間で体重を落とすなら「食べないダイエット」や「断食ダイエット」が主流です。食べなければ体重は減りますが、筋肉まで落ちてしまい、普段の食習慣に戻すとリバウンドしてしまう方も少なくありません。

 特に酵素ドリンクを使用した断食やファスティングは、運動を併用して行わない限りは、筋肉を落としてしまい、逆に太りやすい身体となってしまいます。よく見かける酵素ドリンクの成分は、糖質が主成分となっているので、筋肉の材料になるタンパク質が取れません。体重は一時的に落ちたとしても、筋肉や水分が減って体重が落ちている可能性が高いのです。

 そこで今回ご提案したいのが「新・食べるダイエット」。筋肉の材料となるタンパク質を取りながら、3日間で身体をリセットしていく方法です。

 このダイエット方法は、食べながらダイエットしていくので、満足感もあり食べ物を我慢するというストレスもありません。用意するものは、プロテイン、玄米または胚芽米のご飯、みそ汁(具材、だし、みそ)です。

 プロテインは好みのもので良いですが、選ぶポイントとしては、身体に吸収されやすい「ホエイプロテイン」がおすすめです。ホエイプロテインは牛乳由来のプロテインで、成分が人間の身体に近いため、消化吸収が早いという特徴があります。

 牛乳が苦手な方は大豆由来の「ソイプロテイン」という選択肢があります。ホエイプロテインに比べて吸収は遅いですが、カロリーを抑えながらタンパク質を摂取できるメリットがあります。

 また、多くのプロテインは飲みやすくするために人工甘味料を多く使用しています。タンパク質が多く糖質が少ないので、なるべく人工甘味料が使われていないものを選ぶと良いでしょう。

 プロテイン(粉)を溶かすものは、水か無調整豆乳がおすすめです。調整豆乳は飲みやすくするために砂糖や香料などが含まれているので、無調整豆乳を選びましょう。