残酷なことに、AOや推薦入試は、全く同じ経歴を持っている人でも、受かるか落ちるか確実なことはわかりません。どんなに過去に頑張っていても、経歴を積み上げても、自分より過去に頑張っていなかった人に負けるかもしれない入試形態です。
逆に言えば、自分よりもすごい経歴を積み重ねている人にも勝てるかもしれない入試形態だということもできます。そして、うまく経歴を「数字」に変えるための方法が、「一貫性を作る能力」です。
「この目的のために英検を取った」まで言って、はじめて推薦・AOの場では評価されるわけです。逆に言えば、目的が言えないのであれば、どんなに努力したところで無意味です。
自分が一生懸命英語の勉強をしているのはなぜかというと、「英検が取りたかったから」と定義できます。なぜ英検が取りたかったのかというと、「英語で将来仕事ができるようになりたかったから」と定義できます。
こうして自分の目的を深掘りしていくことで、語れるストーリーが作れると思います。一貫性があれば評価されるのですから、後付けでもいいから自分の行動に「目的」を持たせるのです。さもその前から狙っていたかのように「こういう理由でこうしました」と語ればいいのです。
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