もちろん、だからといって無限にお金が借りられるということはありませんが、審査を経たとしても、リスクが高いことに変わりはありません。

 話が少しそれましたが、とにかく、クレジットカードにしても銀行にしても、高金利でお金を借りるのは危険です。個人でお金を借りる場合、金利の上限はせいぜい「5%」。それ以上の金利ではお金を借りない。みなさんも、そう決めたほうがいいでしょう。

「金利無料」は実は怖い?
キャッシングの巧みな営業戦略

「タダほど高いものはない」って聞いたことありませんか?「金利無料」は、敷居を下げてキャッシングの世界に引き込もう、という営業の手段です。

 人は、はじめてのことに対しては警戒心を持ちやすいものです。たとえば海外旅行を考えてみてください。海外に行ったことがなくて、行きすぎなまでに「海外=危険、日本=安全」と思い込んでいる人はいませんか?

 その中には、一度しぶしぶでも海外に行くと、その後は海外旅行好きになる人も少なくありません。

 キャッシングも同じです。一度キャッシングを経験して、「意外と簡単だった!」という経験は、「またお金がなくなったら、簡単に借りられるし」というマインドにつながります。そういうマインドが生まれると、不思議とお金を借りなきゃいけない場面も増えがちに。そうして2度、3度と借りていくうちに習慣化もあり得ます。

 すると、もうド貧乏まっしぐら。富女子を目指したいなら、銀行であっても、消費者金融であっても、キャッシングの門をたたかないほうが無難です。

 リボ払いもキャッシングも、まだやったことがない人ならば、「やらないまま」でい続けましょう。もし、もう始めてしまっているなら、1日も早くリボをやめる。キャッシングのお金を返す。

 完済はたやすいことではないかもしれませんが、染みついてしまった悪習慣を断ち切るには、最初は多少の痛みが避けて通れないものなのです。