医療記者の朽木誠一郎さんは最新刊『健康診断で「運動してますか?」と言われたら最初に読む本』で、1日3秒から始められる「挫折しない」運動プログラムを提唱、好評を博している。実はそんな朽木さんにも、115キロから75キロへ合計40キロもの減量を敢行した過去があった。ダイエット中に飲み会に誘われたらどうすべきなのか? 『医療記者のダイエット 最新科学を武器に40キロやせた』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集してお届けする。
つじつまの合わせ方
社会人になると、学生時代のような「突然の飲み会」というのは少なくなるのではないでしょうか。もちろん人にもよると思いますが、僕の場合はむしろ、前もって計画された会食や飲み会がほとんどになりました。
会食や飲み会で困るのは、摂取エネルギーが増えがちなところ。同時に、できるはずだった運動ができなくなるため、その分より太りやすくなってしまいます。ですが、もし予定された会食や飲み会なら、それに対するプランを練ることもできるはず。一例を挙げてみます。
糖質制限は効果の予測が難しいため、このプランでは再びカロリー制限に切り替えて計算しています。
火曜日と金曜日に飲み会がある週について、プランを練ってみましょう。
僕の基礎代謝はこの時点で約1500キロカロリーほど。筋トレを続けてきたおかげで、まだ軽肥満の状態ですが、やや高めです。取材などで動き回る身体活動量をあわせて、大体毎日の消費エネルギーが2500キロカロリーくらいでしょうか。
つまり、食事による摂取エネルギーが1600キロカロリー以下であれば、ダイエットは成功すると予測できます。