売上が上がらない、いくらコピーを工夫しても全く反応がない。そんな悩める人におすすめなのが、コピーライティングの第一人者・神田昌典氏25年の集大成であり、「この本は100万円以上の価値がある!」と北の達人コーポレーション木下勝寿社長が絶賛する話題の書『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』だ。今回は本書の中から、「圧倒的にA/Bテストでうまくいく人に共通する特徴」について見ていこう。

CTRPhoto: Adobe Stock

A/Bテストの事例

 以前はA/Bテストといえば、画像やコピーなど一部分だけを変えたA案とB案をテストしていた。

 だが、テクノロジーの進化で、現在では本書で触れたように、複数の広告をまとめてテストすることが可能となっている。

 この事例は、画像は変えずに、コピーが違う6種類をテストしたもので、「人を動かすコトバ365」というメルマガへの登録を促す広告だ。

 コピーは次ページの6種類。

 さて、クイズだ。どれが最もクリックされた=CTRが高かっただろうか?

P408

 結果は下記のとおり。

P410
P411

 A~Fで、CTR(=広告に興味を持ってクリックする人)を優先する場合はE、CVR(=この広告からメルマガを登録してくれる人)を優先する場合はA、バランス型ならBをベースに考える。

(注)
 CTR、CVRの絶対値自体は事例間で差がある。
 これは、様々な条件(例:フェイスブック広告かバナー広告か、対象が有料か無料か、ターゲット設定など)によって変わるためだ。
 したがって、事例同士での比較はできず、その事例の中でどのパターンが効果的かという視点で見てほしい。

(本原稿は、神田昌典・衣田順一著『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』からの抜粋です)