お金持ちの家に生まれ育ち、大学を卒業して間もなく結婚。3人の子どもを授かるも離婚した。実家に出戻ったものの、父親の会社が倒産し、49歳で住む家を失ったついには預金通帳の残高がほぼ0円に……それまでとはうって変わって赤貧生活に陥り、裸一貫で整体院で働くようになった。自分の力で人生を切り拓いてきたとき、今度は末期寸前のがんを患うことに。そんな波乱の人生を乗り越えて「今がいちばん幸せ!」と断言する『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)の著者が、毎朝起きるの楽しくなるライフスタイルを【人間関係】【食事】【睡眠】【健康】【メンタル】【ファッション】【インテリア】【パソコン】とテーマごとに紹介する。
※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【71歳ひとり暮らし】毎日の入浴が楽しくなるとっておきのルーティン写真:川瀬典子

お風呂につかりながら
読書や映画鑑賞で楽しむ

私は、お風呂につかりながら好きな本を読んだり、タブレットで映画を見たりするのが何よりの楽しみです。

ただし、紙の本は湯気でふやけてしまうので、新刊を持ち込むことはしません。たいてい古書店で買った古本です。

「タブレットを持ち込むのなら、電子書籍にすればいいじゃない」と思われるかもしれませんが、なぜか本(文芸書)は紙でないと読めないんです。

ページをめくる
アナログ感覚を楽しむ

タブレットで文字を読むと、すごく疲れてしまって。それに本を読む楽しみの一つに「ページをめくる」という動作があるとも感じます。

ページをめくって「まだこんなに読める」と思ったり「ああ、もうここまできちゃった。あと少しで読み終えちゃう」と少し名残惜しく感じたり……そのアナログな感覚が好きなんです。

映画は、アクションものが好きです。まず見ないのは恋愛映画。ロマンチックすぎたりドロドロしすぎたりと、あまり気が休まらないからです。

感情移入せず
スカッとストレス発散

アクション映画も気が休まらないといえばそうかもしれないのですが、私にとってはスカッとする要素が勝ります。頭が空っぽになって、リセットされるというか。

感情移入しないですむところが、いいのかもしれません。

ちなみに、これまで見た映画でいちばん好きなのは、マット・デイモン主演のスパイ・アクション映画『ジェイソン・ボーン』のシリーズです。

毎回30分だけ見て
明日の楽しみにつなげる

映画を1本見終えるには時間がかかるので、30分ずつに分けて見るようにしています。

2時間の映画なら、30分ずつ4回ですね。

どんなに面白くて続きが見たくなっても、そこは「明日以降のお楽しみ」ということで切り上げます。そうすると、明日が楽しみにもなりますからね。

ドライヤーいらず
朝シャンして自然乾燥

歯磨きするときも、映画を見ながらすませてしまいます。でも、手を抜くわけではなく、歯磨きは念入りにすることにしています。

また私は朝シャン派なので、夜の入浴時に洗髪はしません。何しろ髪の量が多く剛毛なので、夜シャンプーすると乾かすのに時間がかかってしまうからです。

朝シャンは洗面台でパパッとすませ、特にドライヤーもかけずに自然乾燥させています。

※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。