海外のユーザーからとみられるリプライで、有名人やインフルエンサーなどのX(旧ツイッター)のコメント欄が埋め尽くされる事態が起きている。背景には、Xの収益化プログラムがあるという。
「コメント欄は謎の外国人で荒れています。ブロックはあきらめました。混沌状態をお楽しみください。」
お笑いタレントの有吉弘行(49)さんが昨年9月、Xを更新し、自身のXのコメント欄が海外のユーザーからとみられる意味不明のリプライで荒れていることを明らかにした。
有吉さんは同月にも、「これね。海外の人がインプレッション目的で翻訳アプリで適当にコメントしてくるやつ」と海外のユーザーからのリプライを紹介し、「まあ、どうでもいいんだけど。たまたま出会ったら掃除ブロックしてます」と投稿した。
ただ、あまりにも数が多いことから、ブロックすることがお手上げになったようだ。
実はこのケースは有吉さんだけではない。20代男性のインフルエンサーの声も紹介しよう。
正直困っています
「ツイッター時代から何度かバズっていて、フォロワー数も数万人います。ただ最近は、私の投稿に対して、海外の方のものと思われるアカウントが同じコメントを連続的にリプライしてきたり、複数のアカウントから全く同じコメントが届いたりして、正直困っています。フォロワーのなかには、自分の投稿にリプライする形で会話のやりとりを楽しみにしている人もいて、複雑な気持ちです」
この男性インフルエンサーは、「これらのアカウントのプロフィールを覗いてみると、投稿数も多く、スパムとは言い切れない」と指摘する一方で、「プロフィールの自己紹介文がアラビア語で書かれていたりするケースも。バズっている投稿に対して機械的に自動リプライしたりしているのかもしれません」とも続けた。