「X」に不満タラタラでも使い続けてしまう、旧ツイッターファンの微妙な心理不満が多い「X」。それでもなぜ、やめられないのか(写真はイメージです) Photo:PIXTA

イーロン・マスク氏のツイッター買収からすでに1年以上が経過した。「X」と名前が変わり、サービスの変化に不満を漏らすユーザーは多い。さらに、フロー型SNSも複数スタートしてそれなりに期待されていたものの、相変わらずXの一強感が強い。旧ツイッターユーザーがXを使い続けるのは、いったいなぜなのか。(フリーライター 鎌田和歌)

名前が変更されたばかりか……
「改悪」の意見が相次ぐX

「ThreadsもBlueskyも始めてはみたものの、結局X(旧Twitter)に戻ってきてしまう……」

 SNS上で、そんな投稿を何度か目にした。

 Twitter(ツイッター)はフロー型SNS(タイムラインに投稿が流れてくるスタイルのSNS)として、10年近くの間、多くのユーザー数を誇ってきた。一般ユーザーの他、企業や行政が公式アカウントを持って賑わう一方で、誹謗中傷やデマの多さなどの問題も指摘されてはいた。

 また、2022年にイーロン・マスク氏が買収を行ってからは、長年のユーザーにとって「改悪」と感じる仕様変更が多く、さらに多くの人が愛着を感じていた名前すら変更されてしまった。

 特に2023年7月に行われた有料ユーザー以外への閲覧制限については動揺が大きく(その後制限は緩和)、最近ではニュース記事を引用した際に見出しが表示されなくなったり(2023年10月)、メディア欄の表示が変更されたり(同12月)したことに対して「改悪」の声が上がった。

 また、これは買収以前からのことではあるが、X上では政治的立場やジェンダー観、あるいはエンタメトピックやマナーに関する問題まで、人々の意見の対立が可視化されることが多く、引用や引用リツイート(現リポスト)などの機能がこれを助長している側面があった。