職場で「アイツに任せておけばどうにかなる」と圧倒的に信頼される人が持っている1つの考え方

2024.3.1 4:06

本多正識

ほんだまさのり

[漫才作家・吉本興業NSC講師]

漫才作家・吉本興業NSC講師
1958年大阪府高槻市生まれ。
1979年にラジオ大阪『Wヤングの素人漫才道場』のコーナーに11本連続で漫才台本が採用されたことがきっかけで漫才作家を志した。その後、大阪シナリオ学校通信教育部を卒業（14期卒）、1983年に漫才作家集団「笑の会」に参加した。1984年にオール阪神・巨人の台本を執筆し、ブレーンの1人となり、漫才師や吉本新喜劇に台本を提供、1991年に読売テレビ『上方お笑い大賞』にて秋田實賞を受賞。1990年にはNSCの講師に就任し、担当した生徒数は1万人を超え、ナインティナイン、キングコング、南海キャンディーズ、ウーマンラッシュアワーなどの芸人を指導した。
『M-1グランプリ』『キングオブコント』では審査員を務め、2017年のNHK連続テレビ小説『わろてんか』では脚本協力・漫才指導で参加した。
近年では自身の体験も踏まえ、著書などで子どもたちに「いじめのない、笑いのある未来を」というメッセージを発信している。
2021年NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』にて特集回放送、2022年NHK『アナザーストーリーズ運命の分岐点』に出演。
現在、『日刊ゲンダイ』にコラム掲載、ポッドキャストで『本多正識の芸人よもやま噺』配信中。主な著書に『素顔の岡村隆史』（ヨシモトブックス）、『笑おうね　生きようね』（小学館）など。

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吉本興業NSCの超人気授業がついに書籍化！誰でも「お笑い芸人並み」に頭の回転が速くなる!! NHK『プロフェッショナル　仕事の流儀』でも著者特集回放送！ナインティナイン、中川家、キングコング、南海キャンディーズ、ジャルジャル、かまいたちなど数々の売れっ子芸人が実際に学んできた内容をビジネスパーソン向けにアレンジ！

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仕事で信頼される人は「相手視点」で考える

　対して、仕事で信頼される人は、相手の意図を汲み取るのが非常にうまいのです。「ここは速さ重視で仕上げた方がよさそうだな」「途中で見せて確認しながら進めた方が安心だろう」と相手の気持ちになって仕事を捉えることができます。

　皆さんも経験があるかもしれませんが、仕事をお願いしたいと伝えただけで、意図を汲み取ってくれる人がいたらどう思うでしょうか。多くの人が「この人は本当に頭が良くて助かるな」と感じるはずです。

　つまり、仕事で信頼される人は、自分勝手な仕事スタイルではなく、まわりの人との関係性のなかで、自分の実力を発揮できるのです。

　とはいえ、もちろん、なんでもかんでも意図が汲み取れるわけでもありません。本当にお願いする側が言葉たらずなことはありますし、なんでも「察してよ」というのはやや横暴です。ですから、もし、皆さんも仕事を任されたときは、「これって〇〇ってことでいいですか？」と、自分なりに汲み取った意図を確認してみてください。ほんの少しのやり取りで仕事は一気にスムーズになります。

　仕事を任されるということをストレスに感じる人もいるかもしれません。しかし、誰もが仕事を任してもらえるわけではなく、ほとんどの場合、その人が優秀だからこそ仕事が集まってくるわけです。そのことを頭に入れながら、ぜひ積極的に仕事に取り組んでみてください。

1秒で答えをつくる力　お笑い芸人が学ぶ「切り返し」のプロになる48の技術

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＜内容紹介＞

「頭の回転の速さ」は後天的に身につく...！経営者やビジネスパーソンが頭を鍛えるために今こぞって通っている学校『NSC（お笑い養成所）』の人気授業を1冊に凝縮。名だたるお笑い芸人たちをこれまで30年間指導し、伝説のお笑い講師・本多正識氏による珠玉の48講義。ナインティナイン、中川家、ブラックマヨネーズ、山里亮太、かまいたちなど多くの芸人が頭を鍛えてきたトレーニング付き。