写真はイメージです Photo:PIXTA
街を歩いていると、思わず立ち止まったり、つい手を伸ばしたりしてしまう瞬間がある。誰かに命じられたわけでもないのに、体が先に動いてしまう背景には、人の心を自然に動かす「仕掛け」が潜んでいるという。その仕組みに目を向けると、街の見え方が少し変わるかもしれない。※本稿は、大阪大学大学院経済学研究科教授の松村真宏『なぜ人は穴があると覗いてしまうのか 人を“その気”にさせる仕掛学入門』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。
思わず手を伸ばしてしまう
「勇気の口」は仕掛けの基本
下の写真は、大阪市の天王寺動物園に設置した「勇気の口」です。
勇気の口(松村氏より提供)
イタリアのローマにある「真実の口」をイメージして作りました。新型コロナウイルス感染症が流行する前でしたが、来園者に手指消毒をしてもらうために考案したものです。
ローマの真実の口には「嘘つきが口に手を入れると、手が抜けなくなったり切り落とされたりする」という都市伝説があります。映画『ローマの休日』でも有名なので、ご存じの方も多いかもしれません。







