妻の留守中に洗濯と乾燥が終わったので
トライしてみたあとのひと言「洗濯物畳んどいたから」

「忙しい妻を助けたい」と思って、慣れない洗濯物畳みにトライした心がけは、じつにアッパレ。しかし、得意気に報告したら、せっかくの「夫株を上げる行動」が台なしになってしまいます。

 妻のほうは日頃、洗濯物を畳んだからといって、いちいち夫に報告してはいないはず。洗濯物が畳まれていることは見ればわかります。わざわざ報告されたら、たとえこっちはそんなつもりはなくても「ほら、すごいでしょ。ホメてホメて」と言われている気持ちになるでしょう。

 ここは黙っていたほうが、「畳んでおいてくれたのね。ありがとう!」という感激と称賛の言葉につながります。

 しかも、忘れてならないのは、初心者の夫が畳んだ洗濯物は、慣れている妻から見ると至らないところだらけである可能性が高いということ。にもかかわらず暗にホメることを強要するのは、けっこう大胆です。

 もし妻に「こうじゃないわよ」と畳み方のダメ出しをされたとしても、反発せずに素直にやり直しましょう。

→夫の行動としてベストなのは、洗濯物を畳むときに、妻からレクチャーを乞うこと。日頃から、妻が畳んでいるときに手伝って、やり方を覚えようという姿勢を見せるのも吉

食事のあとで自発的に洗い物をし始めたのはいいけれど
乾いた食器の上に濡れた食器を置いてしまう

 前の食事のあとに洗った食器が、洗いカゴの中で自然乾燥しているというのは、ありがちな状況。「ちょっとだからいいか」と思って、あるいは何も考えないで、そこに濡れた食器を重ねるのは、厳に慎みましょう。

 それを見た妻は「あーあ」と深いため息をつきたくなり、せっかく自発的に洗い物をしたお手柄も台なしです。

→ここで妻が望むことは、まずは乾いた食器を食器棚にしまって洗いカゴを空にしてから、洗い物を始める