2024年秋のアメリカ大統領選挙で、バイデン大統領とトランプ候補との再対決が確定しました。今回論点にしたいのは、「AIが悪い結果を予測しているのに、なぜこの二人を民主党と共和党は選んだのか?」です。考えれば考えるほど、人類の未来を覆す【とんでもない仮説】が浮かび上がってきました。(百年コンサルティング代表 鈴木貴博)
24年秋・米大統領選挙
「バイデンvsトランプ」が確定
3月12日に行われたジョージア州、ミシシッピ州、ワシントン州の予備選挙で共和党のトランプ候補が大統領候補の指名権の過半数を確保しました。
この秋のアメリカ大統領選挙では、すでに民主党で過半数の代議員を確保しているバイデン大統領とトランプ候補との再対決が確定したことになります。
さて、今回の記事で問題に取り上げたいことは「AIが悪い結果を予測しているのに、なぜこの二人を民主党と共和党は選んだのか?」という論点です。
皆さんも一度やってみていただけるとわかるのですが、生成AIの入力欄に「もしトランプ大統領が誕生すると世界にどのように悪いことが起きますか?」と入力して尋ねてみると、毎回、だいたい同じ「悪い答え」が返ってきます。
その答えを簡単にまとめると、国際関係の緊張、社会的分断と対立、気候変動政策の後退、移民政策と人権政策の後退、所得格差の拡大といった問題が予見されています。
総じて、トランプ大統領が誕生することで世界的に悪い影響が起きるとAIは懸念しています。