花粉症の人は、毎年つらいこの季節。免疫機能が低下すると、花粉症は発症しやすくなったり、症状が悪化したりします。そこで今回は、腸内環境を整えて免疫力をアップし、少しでも症状を軽減する食事法をお伝えします。(管理栄養士 岡田明子)
症状を抑えるには原因物質に触れなければいい
しかしなかなか難しい…
花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ、鼻水などのアレルギー症状を起こす病気です。2024年の花粉飛散量は、全国的に大量飛散だった2023年よりは少ないと言われていますが、例年通りつらい症状に悩んでいる方も多いでしょう。
アレルギー症状を抑えるには、アレルギーの原因物質に触れないことが大切です。対策として、マスクとメガネで肌を花粉から守ったり、帰宅時には玄関で衣服についた花粉を払って、家の中に花粉を持ち込まないようにしている人も多いと思います。
しかし、花粉を完全にシャットアウトするのは難しいものです。そこで今回は、毎日の食生活で、花粉症が発症しにくい体質をつくる方法をお伝えします。
アレルギー症状が出やすくなる原因に「免疫機能の低下」があります。免疫機能をアップさせるためには、「腸内環境」が重要なポイントになります。