航空宇宙エンジニアのマーク・ランドストロム氏は、再生可能エネルギーを変革する方法を知っている。それは世界最大の航空機を作ることだ。米マサチューセッツ工科大学(MIT)で学んだロケット科学者で、英オックスフォード大のローズ奨学生でもあったランドストロム氏は、エンジニアリングチームとともに巨大貨物機「ウインドランナー」の設計に7年以上を費やしてきた。完成すれば、全長と貨物積載量で最大の航空機になる。この航空機の使い道は、サッカー場ほどの長さがある風力タービンの羽根を運ぶことだ。世界最長クラスの羽根は、陸上では輸送に限界があるため、現在は洋上プロジェクトにのみ使用されている。最も大きいタービンを広大な陸地で活用できるようにすることで、風力エネルギーに変革をもたらす可能性がある。米国では陸上発電プロジェクトが失速し、洋上プロジェクトは価格が安定していない。