動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は米連邦議会の新たな攻撃を払いのけようとする一方で、米国事業の魅力を損なう逆風とも戦っている。  事情に詳しい複数の関係者によると、ティックトックは同社史上初めてユーザー数が伸び悩んでいる。広告売上高は成長目標に達しているものの、上回るまでには至っておらず、世界最大の音楽会社と対立もしている。新たな収入源を確保するための電子商取引(EC)への賭けは、アプリの短編動画のフィードを混乱させ、一部のユーザーを憤慨させている。また、ティックトックと主に競合する、画像投稿アプリ「インスタグラム」の短編動画配信機能「リール」が勢いを増している。