以前は妻にうるさく注意されたが最近は何も言われない
使っていない部屋の電気を消さない
蟻があけた小さな穴が原因で、大きな堤防が決壊するという話があります。こうした「小さいだらしなさ」の積み重ねは、夫婦関係に深刻な影響を与えかねません。
かつてはうるさく注意されたのに、最近は諦めたのか何も言われなくなり、妻が無言でスイッチを切っているというケースもあるでしょう。杞憂かもしれませんが、それは極めて危険な状況です。妻は心の中のかなり深いところで、夫に愛想を尽かしている可能性が大。「慣れっこになったんだな」とノンキに構えている場合ではありません。
部屋のドアが開けっぱなしだとか、テーブルの上のカップを片付けないとか、寝るときにテレビを消さないとか、そういうことに対しては、うるさく言われているうちが華という一面があります。
改善させることを諦めるだけでなく、自分という人間全体に対して諦めの気持ちを持たれてしまったら、もう取り返しがつきません。その前に行動を改めましょう。
一度注意したことは、次からきちんとやる。もし納得できないなら、ブツブツ文句を言ったり逆ギレしたりせず、落ち着いて話し合う
外食の際に
店のスタッフに高圧的な態度を取る
「ったく、いつまで待たせるんだよ」「にいちゃん、こっちにビール」「おい、皿は静かに置けよ」……などなど。夫が店のスタッフに高圧的に出るタイプの場合、妻としては「一緒に外食したくない」と強く思います。
言うまでもなく、極めてカッコ悪い態度です。もしかして「こっちは客なんだから立場が上なんだ」と思っているとしたら、大きな心得違い。店と客は役割の違いがあるだけで、あくまで立場は対等です。
今まで、店のスタッフに対して「気を使う必要なんてない」「金を払っている側が威張るのは当然だ」と思っていたとしたら、それはとんでもない心得違い。即座に心を入れ替えましょう。
そんなあなたに対して、妻は一緒に外食したくないだけでなく、人間性そのものにホトホト嫌気が差しているかもしれません。子どもの前でもそんな態度を平気で見せているとしたら、「こんな人とは一刻も早く離れなければ」と強く思っている可能性もあります。
ことさら下手に出る必要はないが、コンビニでも旅館やレジャー施設でも、スタッフに対して丁寧な口調で穏やかに接してほしい。