世界最悪の環境汚染物質の一つであるコンクリートの環境負荷を低減する取り組みに投資家や起業家が次々と参入している。この中には、米マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏や米アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏、米プロバスケットボール協会(NBA)のロサンゼルス・レイカーズで活躍したリック・フォックス氏らが含まれる。コンクリートは世界の二酸化炭素(CO2)排出量の7%以上を占めるとの推計がある。これはインド全体で排出されるCO2とほぼ同じ量で、世界の航空産業が排出するCO2の2倍以上となる。こうした排出量の大半は、道路や橋、高層ビルの建設などに使われるコンクリートを作るために砂や砂利と混ぜるセメントによるものだ。
環境汚染のコンクリート、グリーン化ビジネス活況
コンクリートは世界のCO2排出量の7%以上を占めるとされる
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