ドナルド・トランプ前米大統領は、2020年の大統領選挙は盗まれたと根拠のない主張を何年も続けているが、今回はさらに大きな選挙泥棒があるかもしれないと警告を強めている。この戦術は、投票率の向上を狙う共和党の取り組みを複雑にする恐れがある。「Too Big to Rig(トゥー・ビッグ・トゥー・リグ、得票差が大きすぎて不正で結果は覆らない)」。これはトランプ氏が最近使い始めたスローガンで、ノースカロライナ州グリーンズボロでの演説でも披露した。さらに、同氏の選挙陣営が「Too Big to Rig」と記されたプラカードを支持者に配った。このスローガンの背景には「トランプ氏には誰にも奪い返せないほどのリードが必要だ」という考えがある。
トランプ氏の「選挙不正」戦術、投票率に悪影響も
「選挙泥棒」との主張は選挙集会では人気だが、投票率の向上を狙う共和党の取り組みを台無しに
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