反「TikTok禁止」の強力ロビイスト:米議員の子供Photo:Tom Williams/gettyimages

【ワシントン】米連邦議会が短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の 取り締まりを検討 する中、多くの議員に対して特に声高なロビー活動を展開してきた地元住民がいる。議員の子供たちだ。

「彼女は最初、『そんなの絶対にやめて』と、すごいけんまくだった」。ジョシュ・ゴットハイマー下院議員(民主、ニュージャージー州)は自身の娘について振り返る。

 14歳の娘は父親の行動に対し、自分の友人たちが腹を立てるだろうと心配していた。ゴットハイマー氏は今月、TikTokの米国事業を親会社の字節跳動(バイトダンス)に売却させるか、さもなければ米国での使用を禁止する法案に賛成票を投じた。法案は賛成多数で下院を通過した。