ESG(環境・社会・企業統治)ブランドは、おそらく最盛期を過ぎた。モーニングスター・ダイレクトが四半期データを分析したところによると、ESGに焦点を当てた投資商品は3年間に及ぶブームが終わった。米国と欧州で新たに設定されたファンドのうち「ESG」を冠したファンドの割合はわずか3.3%で、ピーク時の8.3%から低下したという。同様に、グーグル・トレンドによれば、「ESG investing」(ESG投資)という単語のインターネット検索は2019年半ばの水準まで急減している。ファクトセットのデータによると、企業のアナリスト向け電話会議で「ESG」と言及された回数は、2022年の四半期ピークから59%減少した。
ESG投資、二度と回復しないかもしれない理由
多くの利益にかなうようにし過ぎた結果、魅力が薄れることに
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