日頃から何気なくガソリンスタンドを訪れ、愛車に給油している人は多いはず。ですが、ガソリンについての情報は意外と知られていません。「ハイオク」とは何の略語なのでしょうか。レギュラー仕様のクルマにハイオクを入れると故障するのでしょうか。そんな豆知識を、安全運転のプロが基礎から解説します。(モータージャーナリスト、安全運転インストラクター 諸星陽一)
「ハイオク」って何の略?
意外と知らないガソリン豆知識
ガソリンスタンドでは、レギュラー・ハイオク・軽油の3種類を給油できるのが通常です。このうち、レギュラーとハイオクはガソリンエンジン用燃料、軽油はディーゼルエンジン用燃料です。
ガソリンエンジンに軽油を入れたり、ディーゼルエンジンにレギュラーやハイオクを入れたりするのはNGです。間違った燃料を入れた状態でエンジンを始動すると、最悪の場合は故障するので、速やかに燃料を抜き取る必要があります。
万が一誤って給油した際は、ガソリンスタンドに相談するか整備工場に連絡しましょう。もちろんこの際も、間違った燃料を入れたまま、愛車を運転して相談に行くのは厳禁。専門家にガレージや駐車場まで来てもらうことを強くおすすめします。
こういったガソリンに関する情報は、クルマを安全に乗りこなす上で重要なはずですが、意外と世の中に知られていないように思います。
そこで今回は、ガソリンに関する豆知識をお届けしていきます。
「ハイオク」とは何の略語なのでしょうか。レギュラー仕様のクルマにハイオクを入れたり、ハイオク仕様のクルマにレギュラーを入れたりすると、何が起きるのでしょうか――。