稲盛和夫も愛した餃子

「伝説の餃子の王将」ちょいボロだけど激ウマだった!神コスパの名店と稲盛和夫の深い縁とは?「餃子の王将」中町店の餃子。234円也。おいしかった

《同年、「鹿児島餃子の王将」1号店となる中町店(鹿児島市)を開店。初日は和夫が手伝いに来て、水を配ったり、片付けをしたりと雑用をしてくれた》

《和夫は両親を大切にしていた。鹿児島出張の度に、同市城西1丁目の実家に寄った。鹿児島王将のギョーザが好物で、焼いて出すと「実んとこのギョーザはどこにも負けない」と絶賛された。今春まで京都に送り、おいしそうに食べていたと連絡を受けていた》(同紙)という。

 稲盛ライブラリーにも、稲盛和夫氏のこんな証言が掲載されていた。

《私の一番下の弟は鹿児島で餃子屋をやっております。七人兄弟の一番下なものですから心配で、彼が餃子屋を始めたとき、私がそこで1日中、餃子を焼いてお客さんに出したことがありました。鹿児島の繁華街だったせいもあって、「えっ!? 京セラの社長が餃子を焼いている」とびっくりされた方もいました。その餃子屋が、今店舗を増やしていくまでになっています》

《そこは本当にささやかな餃子屋です。それでもたくさんの従業員を雇って、彼らの生活を守ってあげて、すばらしい収益をあげているのです。経営というのはそれで充分だと私は思うのです》(稲盛ライブラリー『稲盛ゆかりの地を巡る-「鹿児島餃子の王将 中町店(鹿児島市中町)」鹿児島市小山田町』2023年1月19日)

 現在では、鹿児島王将は、中町店・騎射場店・国分店・伊敷店・笹貫店・吉野店・田上天神店・卸本町店と8店舗を構えている。