しかし不安を解消する明確な方法は、なかなかありません。そう考えると不安から完全に逃れて生きるというのは難しいのかもしれません。
“とりあえず”をやめて
目的をもって生活を送る
高校や大学を卒業したら、ほとんどの人が会社に就職し、社会人として働き始めます。ですが、会社に入って何をやりたいか、明確な目標を持っている人は少ないのではないでしょうか。
とりあえず就職する、とりあえず社会人になる、一般的にいいと言われている会社だからとりあえずこの会社にする、そんな感じで就職活動に励んでいる人が圧倒的に多いと思います。
実は僕(まめ)も、特にやりたいことが見つからず就職した1人。だからか、1年も経たないうちに日常がルーティン化、退屈で仕方ないという状況に陥ってしまいました。その会社で何がやりたいのか、何を得たいのか、どのように貢献したいのかが明確でないと、当時の僕のように仕事が楽しくなくなってしまいます。
社会人になって以降、人生の大半の時間は仕事に費やします。だからこそ、お金を稼ぐこと以外に「自分は何がしたくて、そのためにどんな仕事をするのか」を明確にすることが大事だと思います。
目的を持って毎日を過ごすことで、生活にハリが出て、不安や悩みも少なくなるはずです。
日本は「和」や「調和」を重んじる教育をする国です。しかし社会に出ると、途端に「個性」を発揮するよう促されますから、そのギャップに悩む人もいるのではないでしょうか。
まめたま 著
そんな違和感は、知らないうちに心に積もっていくものです。自分ではわからないレベルでも、無意識に感じている「楽しくない」「退屈」という感情の積み重ねで精神的に不安定になり、しんどくなってしまう人が多いように感じます。
かつての僕たちも漠然とした不安を抱え、将来のことを思い悩んでいました。同じ毎日が退屈で、何かをしたい、何者かになりたい、そんなことを常に考えていました。そこから抜け出ることができたのは、やっぱり筋トレに出会ったから。
「自分を変えたい」「同じ毎日に耐えられない」「毎日退屈で苦痛だ」と思っている人がいたら、いきなり大きく生活を変えるのではなく、筋トレという気軽にすぐできることを始めてみてはどうでしょうか。