今生きている人生で「悔いのない生き方」をしている人はどれだけいるでしょうか。しなかったことで後悔するよりも、自分に正直な人生を生きたほうが絶対幸せです。「やりたいこと」をやり始めてからが本当の人生だからです。では、「やりたいこと」を見つけるにはどうすればいいのか? 今すぐ「今すぐ、ふせんを使うこと」です。頭の中で考えたところで見つかりません。「書く」のです。
「面倒くさいな」と感じた方、だから「ふせん」なのです。ノートや手帳、パソコン、スマホのいいとこどりした最強アイテム「ふせん」を使うことで、驚くべき効果が表れます。やることは、「書いて貼って並べ替える」だけ。ふせん特有の5つの特色のおかげで、脳の潜在能力をつかいこなして、人生が180度好転します。
『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から一部抜粋して紹介。ふせんを1日1枚書き始めた瞬間から、みるみる自分が変わっていくことに驚きます。自身の変化とふせんのすごさをぜひ堪能してください。

「言語化が苦手な人」と「言語化が得意な人」との決定的なちがいPhoto: Adobe Stock

人として生きるために不可欠な4つの鏡

 ヒトが人として生きるために不可欠な鏡が4つあります。「身だしなみを整える鏡」「健康状態を見える化する鏡」「貢献度を見える化する鏡」「思考を見える化する鏡」です。

 誰でも知っているのは、髪型や服装などの「身だしなみを整える鏡」です。だらしのない人は別として、ほとんどの人は、朝起きたときや外出前に鏡を見て身だしなみをチェックしていると思います。人は見た目が9割ですから、身だしなみは最低限のマナーですよね。

直接見えない健康状態は、間接的に見える化する

 見た目はこのように大切ですが、外見だけではわからない、体の健康状態を見える化することも大切です。でも体内の健康は鏡では見える化できないので、「健康状態を見える化する鏡」が不可欠です。その代表例が、定期的に受診する健康診断です。自分で血圧や体温を測ったり、尿や便の状態などをチェックするのも同様です。健康状態は直接は見える化できないので、間接的に見える化する方法がメインになります。

貢献度を見える化したものがお金

 人が生きる目的は、究極的には「貢献」にあります。貢献することにより、ひと様や社会から感謝されます。お金とは感謝の気持ちの1つの形態なので、貢献度が高い人ほど、お金をたくさんもらえます。つまりお金とは、貢献度を数値化して見える化した鏡だということです。

最も見える化が難しいのが思考

 そして、ヒトにはもう1つ、見える化すべき大切なモノがあります。それが「思考」です。大切なことほど目に見えないといいますが、その最右翼が「思考」です。

 たとえばあなたは、自分がなぜ生まれてきたのか、自分の存在意義や生きる目的をスラスラと説明できますか?あるいは、生きる目的に沿った最適な活動や仕事を天職としていますか?

 もしできているなら、あなたは「思考」を見える化できています。でも、そうでなければ、今はまだ「思考」を見える化できていないと思ってください。

 もちろん、考えているのは自分自身です。ですから、自分の思考は自分が一番わかっていると思われるかもしれません。確かにその理屈にも一理あります。

 でも、マジカルナンバーといわれるように、人の短期記憶は多くを覚えられないので、考えた次の瞬間にどんどん忘れていきます。それゆえ、どんなに一所懸命に考え続けても、自分の思考の全容を見える化することができないのです。

思考を見える化できる唯一の鏡は言語化

 では、どうすれば、思考の全容を見える化できるのか。その答えが「言語化」です。ただし、4つの鏡の中で一番難しい鏡が、思考の言語化です。

 その証拠に、言語化というキーワードを目にした瞬間に、拒絶反応を示す人も多いはず。なぜなら、小学生のときに作文や日記を書くのが苦手で、苦労したトラウマがあるからです。私自身も小中高を通じて一番苦手だった科目が国語でした。作文や日記も苦手でしたし、要約問題にいたっては、まともに解けた記憶がありません。

 ところが、そんな私でさえ、今ではスラスラと思考を言語化できるようになり、ビジネス書作家として活動しています。きっかけは、自分の脳の記憶力を当てにせず、道具に頼る簡便法を見つけたこと。それが冒頭で触れた「神ふせん」です。言語化が苦手なかたは、是非お試しください。

(本原稿は、『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』著者による書き下ろしです)