米電気自動車(EV)大手テスラが今週、国内最大で最も成功しているEV充電器ネットワークの構築担当チームの大半を解雇したことは、業界に衝撃と混乱をもたらした。人員削減を受けて、テキサス州では10カ所余りの急速充電器「スーパーチャージャー」設置現場で建設作業が停止した。ニューヨークでは、テスラと充電器の設置を協議していた不動産所有者たちの交渉が中断した。こうした大混乱は、EV業界が販売の伸び悩みや全米規模の幹線道路充電網を展開する上での困難に苦しむ中で起きた。テスラの決定をよく知る人々によると、人員削減は広範囲にわたっており、営業チームの従業員から充電スタンド設置の監督者に至るまでが対象となった。請負業者や充電分野でテスラと提携している他の自動車メーカーの幹部は、テスラの充電事業の今後を巡り大きな混乱が起きていると述べた。
テスラ充電器部門の大量解雇、EV業界に衝撃走る
全米「標準規格」充電網の構築に大きな打撃か
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