米ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)とプライベートエクイティ(PE)投資会社アポロ・グローバル・マネジメントは、メディア・娯楽大手パラマウント・グローバルに全額現金による260億ドル(約4兆円)での共同買収を提案した。アポロが買収案を提示するのは2回目。事情に詳しい複数の関係者によると、アポロとソニーは1日、両社幹部が署名したオファーレターを提出した。今回の提案は協議の出発点で、拘束力はない。新たな提案は、ソニーがパラマウントの筆頭株主になり、アポロは少数株式を取得して経営権を譲るという内容だ。ここ数週間、パラマウントの取締役らは米映画製作会社スカイダンス・メディアとの合併について検討を重ねてきた。両社は4月に独占交渉に入ったが、交渉期間は3日に終了するため、パラマウントと支配株主のシャリ・レッドストーン氏は、他の買い手候補と交渉できるようになる。
ソニーとアポロ、パラマウントに買収提案 現金260億ドル
有料会員限定
あなたにおすすめ