米アップルの強みは、1100億ドル(約16兆8000億円)で買えないものはほとんどないということだ。  この金額は時価総額で世界2位のアップルが自社株買いプログラムに新たに追加した分で、2日に1-3月期(第2四半期)決算と併せて発表した。アップルが10年ほど前に自社株買いを開始して以来、規模は今回が最大となる。配当の4%引き上げも発表した。1-3月期はスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の売上高の減少率が前年同期比でほぼ4年ぶりの大きさとなるなど、決算はさえない内容だった。  ただ、全体の売上高と営業利益は市場予想とおおむね一致した。