近年、日本には不動産バブルが到来している。加えてマイナス金利の解除も決定し、そろそろ家を買おうと考えていたものの、不安を感じる人も多いのではないだろうか。そんな住宅購入を不安に感じる人の悩みを解決ためにこの春『本当に家を買っても大丈夫か?と思ったら読む 住宅購入の思考法』が発刊された。本記事では発刊を記念して、本文の一部を抜粋、一部再編集してお届けする。
「子供が生まれたから家を買う人」は非常に多い
家を購入しようと思うきっかけはもちろん人・家庭によって異なります。最も多いのは「子供の出生(第一子+第二子)」です。次いで「結婚」、そして「在宅勤務が増えた・転勤」といった仕事関連。そして「賃貸の更新」と続きます。皆さんも、きっと当てはまるものがあるのではないでしょうか。
ただ、これは表面的なきっかけであり、家を買いたいと思う本当の理由はまた別にあるのが実態です。なぜなら、子供が生まれたからといって、必ずしも家を買う必要はないからです。もちろん家族が増えることによって、今の間取りでは手狭になる、子育て環境もこれから考えないといけないのはたしかです。
しかしながら、子育てには戸建てのほうがいいかも、となったとして、戸建ても賃貸で借りられます。「子供のために、広いところに引越そう。賃貸で」となってももちろんいいわけです。ただ多く人は購入を検討しはじめます。なぜかというとその根底に、「一生家賃を払い続けたくない。家賃がもったいない」という考えがあるからです。