近年、日本には不動産バブルが到来している。加えてマイナス金利の解除も決定し、そろそろ家を買おうと考えていたものの、不安を感じる人も多いのではないだろうか。そんな住宅購入を不安に感じる人の悩みを解決ためにこの春『本当に家を買っても大丈夫か?と思ったら読む 住宅購入の思考法』が発刊された。本記事では発刊を記念して、本文の一部を抜粋、一部再編集してお届けする。

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経年劣化を前提に考える(マンション)

 物件は、当然年月が経てば劣化するものですが、それを食い止めたり、時代に合わせて住みやすい状態にするのがマンション管理というものです。経年劣化を防げずに、早いペースで価値が下落する可能性があるマンションには以下のような特徴があります。

・自主管理物件である
・長期修繕計画がない
・管理組合/修繕計画が赤字である
・管理費/修繕積立金未納率が高い

 修繕計画とは、長期的にマンションの利便性を保つために計画するもので、10~12年ごとの大規模修繕を見込んでつくられます。自主管理物件とは、管理を専門の管理会社に委託せずに、所有者のみで管理をしているマンションを指します。

 コストの面では優位ですが、手間がかかる、やりたがる住民が少ない、計画がずさんなどの問題をはらむことも多く、成功事例は多くありません。住宅購入初心者は避けたほうが絶対にいいです。

 加えて、こういったことは部屋を見ただけではなかなかわかりづらいため、必ず不動産会社に組合の管理状況などを確認するようにしましょう。

 この「管理」ですが、実は中古物件の方が見極めが簡単です。なぜなら、新築マンションの場合はこれから管理組合などができていくため、どのような運営になっていくか未知数だからです。中古マンションであれば、すでに管理組合や計画などが確立されているため、不安は少ないと言えるでしょう。

「マンションは管理を買え」と言われるほど、管理は重要です。ぜひ頭に入れておいていただけると幸いです。