ドナルド・トランプ氏を好きか嫌いかにかかわらず、同氏には「無罪推定の原則」が適用される。ニューヨークで7日、検察官がストーミー・ダニエルズ氏を証人席に呼んでつくり出したような品のない場所で裁かれるのではなく、公正な裁判を受ける権利がある。遠回しな表現で言うところの彼女の「詳細な説明」を陪審員団がどう思ったかは、誰にも分からない。しかし判事は、先入観を与える証言を根拠として審理無効にすることはないとした。トランプ氏が有罪判決を受けた場合、上訴理由にこの証言の問題点を加えるのは間違いないだろう。