東京理科大学の大学生だったとき、夏休みの暇つぶしで突如「そうだ、投資をしよう!」と思い立った。証券口座を開設して、家庭教師のアルバイトで稼いだ貯金をほぼ全額投入。知識ゼロ・経験ゼロの状態から投資をしてみたものの、わずか2週間で全額、溶かしてしまった……。そこで投資を諦めず、本腰を入れて勉強。ベンチャー企業に入社してから本領を発揮して、1銘柄だけでも億単位のリターン(売却益)を得るなどして、入社4年で独立。そこで得た投資の最終結論は、常識の真逆をいく「小型株集中投資」という手法だった。その投資法を1問1答のクイズ形式で楽しみながら学べる『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)の著者が、アマチュアだからこそプロに勝てる“儲かる株の見つけ方”を基礎の基礎から応用まで解説する。
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。

【新NISAにも役立つ】小型株集中投資の達人が教える…株で勝てる人だけが知っている「投資先の決め手」となる1つのポイントPhoto: Adobe Stock

1問1答<4択>でわかる!
小型株集中投資で1億円

【新NISAにも役立つ】小型株集中投資の達人が教える…株で勝てる人だけが知っている「投資先の決め手」となる1つのポイント

経営者が筆頭株主の会社から
成長株をどう探す?

Q50 筆頭株主が創業社長の会社を探したところ、以下の2社が最終候補に残りました。1年後の投資リターンは、どちらのほうが高そうか、最もふさわしい理由とともに選んでください

1 時価総額がB社の半分なのに売上高が大きいので、A社のほうが伸びしろがある
2 PERやPBRがB社の半分で割安感があるため、A社のほうが低リスク
B社の時価総額はA社の2倍あるものの、純利益率はA社5%に対してB社30%超と非常に高いため、B社のほうがより高配当が期待できる
4 B社はPERやPBRがA社の2倍と割高だが、業界の市場規模を考えると、B社のほうが圧倒的に伸びしろがある

ヒント 時価総額や業績だけで比較するのではなく、伸びしろという観点から考えてみましょう