ちょこざっぷが【ジムなし店舗】をテスト展開したことが話題です。さらに、一部店舗でカラオケやランドリーのサービスも提供しています。会員数日本一であるジムなのに、なぜ「ジムなし店舗」を試すのかーー。「単なる話題作りでしょ?」と思った方、これには「深い事情」があるのです。(百年コンサルティング代表 鈴木貴博)
会員数日本一のジム「ちょこざっぷ」が
“ジムなし店舗”を展開
SNSのX上で不思議な目撃情報が報告されています。コンビニジムのちょこざっぷ(以下、chocoZAP)の中に「ジムなし」と入り口に書かれている店舗がいくつもあるのです。会員数日本一のジムなのにジムがない店舗があるのはなぜでしょう?
報道によれば、運営元のRIZAPはこのジムのない店舗は「テストマーケティングの一環で実施している」と言っているそうです。
ということは、今後、運営元がこういったニーズがあると判断すればジムのないちょこざっぷがこれから増える可能性があるわけですから面白いですよね。
あくまで実験結果次第ということですが、なぜジムのないジムのビジネスが成立する可能性があるのでしょうか?
「単なる話題作りじゃないの?」と思った方、実はビジネスモデルの観点から考えるとchocoZAPが練り上げた「戦略」が見えてきます。