大谷翔平の小学生時代のノート「そりゃ大リーガーになるわ…」と思える納得の内容だった!Photo:Brandon Sloter/gettyimages

メモをとる時、パソコンに打ち込むのと、ノートにペンで書き込むのとではどちらがいいのだろうか? 米大リーグ・大谷翔平選手の小学生時代のノートから「夢を叶えるノート術」を紹介しよう。(イトモス研究所所長 小倉健一)

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手書きかパソコンか、それが問題だ

 企業の決算会見や官邸で行われる記者会見などに行くと、記者が一心不乱にノートパソコンに発言を記録しているのがわかる。企業の会議でも、ノートパソコンを開いてキーボードに打ち込んで議事録、メモをつくる人が大半かもしれない。

 私が経済誌に所属していた時の取材の場面では、編集部の側は手書きでメモをするが、企業側はノートパソコンで対応していることも多かった。特に、ベンチャー企業など比較的に新しい会社で、デジタルにメモをしてく傾向が顕著だったように思う。

 私は完全に手書き派で、人の話を聞きながらパソコンを打つのが非常に煩わしかった。手書きのメモの方が自由度が高く、取材途中で「相手の発言」「思いついたこと」「記事で強調したいこと」などを書き分けるのが便利だったためだ。

 しかし、デジタルもここまで進化しているわけで、きっとノートパソコンでのメモでも同じようなことができる機能があるのは想像に難くない。

 実際、メモは手書きでするべきなのか、デジタルで記録した方がよいのか。海外の研究から考えてみたい。